Tableau Conference 2016が開催される都市、オースティンを調べてみた #data16
Tableau Conference 2016の開催地はテキサス州オースティン
来年はメキシコで開催?
2年前、2014年のTableau Conferenceの開催地はTableau社のお膝元シアトルでした。2015年はラスベガス、今年2016年の開催地はテキサス州のオースティン、と近年のTableau Conferenceの開催地は年々南に移動しています。この流れでいくと、来年の開催地はフロリダか、国境を越えてメキシコなのではないか、、というのは冗談ですが、開催地がテキサス州のオースティン、というのを初めて目にした時は、正直ピンと来ませんでした。カウボーイと牧場の州のイメージ(そう、テキサス州と言えばテリーマンの出身地。。)とは随分とギャップがあるのですが、近年のオースティンはハイテク産業の都市なのだそうです。
オースティンの気候
まずは、オースティンの気候を調べてみました。11月は最高気温は東京よりちょっと高め、最低気温はだいたい同じくらいのようです。寒暖の差が若干大きい気候のようですね。建物の外に出る場合は、朝晩の寒さに備えて厚手のものを用意、昼間は上着を脱いで過ごすことになりそうです。
2015年11月 | 平年値 | ||||
月平均気温(℃) | 月平均最高気温(℃) | 月平均最低気温(℃) | 月平均気温(℃) | 月降水量(mm) | |
オースティン | 16.4 | 21.3 | 11.4 | 15.6 | 74.6 |
東京 | 13.9 | 17.8 | 10.7 | 12.1 | 92.5 |
オースティンの公共交通
オースティンにはMetroRailというライトレール(路面電車)とMetroRapidという連結バスによる、公共交通が提供されているようです。会場の近くにホテルを取られた方は、利用される機会が無いかもしれませんが、機会がある方はご利用されてみてはいかがでしょうか。
MetroRailの始発の駅であるDowntown駅は、Tableau Conferenceの会場のコンベンションセンターに隣接しています。(地図の中段・右のあたり)ただしMetroRailの本数は30分〜1時間に1本程度のようです。
実はオースティンは全米第2位のハイテク産業都市である
Tableau Conference 2016の開催地である、オースティンの事を調べていて、実は、オースティンは全米第2位のハイテク産業都市である、という情報に驚いています。 【参考】テキサス州オースティン ―全米で最も注目を集めるハイテク都市―
「オースティンの歴史は日本抜きでは語れない。」という文から始まるパラグラフは興味深いです。その当時からの米国の取り組みが、ハイテク産業都市オースティンとして実を結んでいる、という訳です。
カリフォルニア大学バークレー校の経済学者、エンリコ・モレッティの著書『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』でも、オースティンはシアトルと並んで、イノベーションが活発な都市に挙げられています。
「いい仕事」はどこにあるのか? なぜ「いい仕事」は特定のエリアに集中するのか? アメリカでは、シアトル、オースティンといった都市で労働人口増加、投資増加、 雇用増加の好循環が生まれている一方、かつて製造業で隆盛を極めたデトロイトなどの 都市は過去20年以上にわたり人口流出、失業率の上昇に悩まされている。 (「年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学」の商品説明より引用)
オースティンがどんな街なのか、今から楽しみです。